4月8日 午前0時53分 父が天国へ旅立ちました。
病床で老体を寄せ合うパートナーだった実家の猫ペコ(21才)も悲しげです。

盲目で、耳も遠く、やせ細り、それでも生きようとする懸命な姿は残された母や、周りの私達に「大切な事は何か」を教えてくれているかのようです。
父は、
宮崎日産の常務取締役~社団法人宮崎自動車販売店協会の専務理事まで勤め上げました。
社会人としては、ひいき目を引いても立派な功績を残してきたと思います。
それが、陰陽でいうところの「陽」だとすれば、当然「陰」が存在します。
人生の節目で常に陰を選択してきた私の価値観では、陽の部分よりも陰の部分に対しての父の生き方を誇りに思いたいと長年思っていました。
通夜、葬式を通して、人生に於ける苦汁の選択と、その後の付き合いがどうだったのかを死後にして教えられました。
慰問、会葬頂いた皆様、本当に感謝申し上げます。
私が帰郷してから、晩年の父は、それを踏まえても親友だったような気がします。
数日たって今日。
父の秘密基地(趣味:釣り/DIY道具の物置)に入り、形見分けの整理をしていたら、机の片隅に↓がありました。

私が小学校6年の時、図工で作った小物入れ。 使い続けて30年物です。
親友だと思っていたのは、私の思い上がり・・・
・・・・・・父親ですね T T
葬式後、兄との意見交換中、自分ごとを優先したり、号泣してしまったり、実家を離れてるとはいえ、大黒柱の存在って大きいのだなと改めて実感です。
残った母と兄弟、それぞれの家族、いろんな問題を抱えて、死にたくなるような辛い時が今後もあるのかもしれないけど、真摯に向き合って命の炎を燃やせればと思います。
親父へ
「ごめんなさい」と「ありがとう」は届いたのかな・・・気になるけど、背負うよ。生を全うしたら、そっちで親父と気の合う連中とで、マージャンでもやんないかい^^
いつになるかはわからないけど、それまでゆっくりと安らかに。そんじゃまたね。
訪問者さまへ
こんな日誌ですみません。 ここ数日をまとめての日誌でした。