口蹄疫問題では、さまざまな感情(怒り・悲しみetc)、想い(思い)、意見が自分の中で交錯していました。
そんなわけで、日誌もままならぬ状況でしたが、個人でネット上に情報発信している以上、どうしても書き残しておかないといけない事があると思い今日の日誌です。
タイトルは
風評被害について「自らの情報発信も問う」
まず口蹄疫について ウィキペディアより引用---------------------
ヒトへの感染は
濃厚接触がある場合、感染することがある。発熱やロ腔内水疱症等が主症状で輸液等で回復する。
また科学的に実証される死亡例は報告されていない。ヒトからヒトへの感染例は確認されていない。
感染した家畜の肉を食べて感染する事は無い。
加熱処理をしていない生乳を飲んで感染したとする報告はあるが、生乳を飲むこと自体が稀であり、また仮に飲み、そして仮に感染したとしても症状がゆるいことから公衆衛生の問題として扱われていない。
パスチャライゼーション(加熱処理)されたミルクから感染した例は報告されていない。
稀に感染してもヒトでの症状は、家畜のそれと違い、穏やかである。
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ウィキペディアも自由に書き込めるものなので、100%信用出来る情報ではないのですが、少なくとも一般人より専門知識のある方が投稿・編集を重ねた情報です。
で、口蹄疫ウィルスに関する個人的な認識を要約すると以下になります。
・患畜牛に直接触れたり農場入りする事でもない限り、ヒトに感染する事はない。
・ただし、ウィルスの媒体となる可能性は十分にある。
・口蹄疫ウィルスに感染した食品は市場に出回らない。
※制限区域内という事で感染していなくても殺処分された食肉は、安全が確認されているものとされています。又、「国が買い取り保管」という報道もありましたが未確認です。
口蹄疫が畜産業界で恐ろしいウィルスだとされているのは
一頭でも患畜が確認されたら、その農場主名義の牧場と移動制限区域にまで殺処分が適用され、被害が甚大になってしまうという事です。
鳥インフルエンザのように人に感染して死者がでるようなものではありません。
従って、ウィルスが人体に及ぼす影響が恐れられているわけではないのです。(現時点)
ここまでが口蹄疫についてですが、
おそらく、当日誌の読者さまは、能動的に情報を収集される方が多いと思いますので知り尽くしている情報です。
なぜ、書き出したかというと
風評被害の主原因となるマスメディアの受動的情報が情報源となる多くの方の為にです。
<マスメディアさまへ>
マスコミが伝播力を自負しているのなら、報道の第一報がなされた時点から、今後も的確に上記内容を要約して添えて欲しいと思うのです。
※時間に制限があるのなら、テロップでも構いません。
中途半端は、生まなくても済む風評被害の元。
ましてや報道の完全封鎖なんてネットが「光の道」とか言ってる時代に論外です。
おそらく、相手がウィルスである以上、断言できる情報は少ないと思います。
しかしながら、マスメディアが風評被害の元になってどうするのでしょう・・・・。
今こそ、良心を持って風評被害を防ぐ報道に徹して頂ければと思うのです。
・・・ウィルスに関する事実だけなら利権も関係ないし、力を誇示できるチャンスですよ!
<情報発信者として>
口蹄疫に関しては、宮崎に住む者としてさまざまな面を憂慮した上で日誌にしているつもりですが、中途半端に認知を広める事で風評被害に加担してしまう恐れもあります。
ネット上でリスクを取って行動されている方々は、おそらく十分に考慮されての事だと思います。
ただ、あらぬ方向へ進まぬよう「段階をみた終わらせ方」も考慮しなければいけないのかもしれません。
ただ、リスクを取るに値するぐらい対策で酷い事が多かったのは事実。(進行形も含めて)
お見かけする思いも概ね同じで、心から応援しております。
「モノゴコロついた頃からネットがあった」というような人達は今後ますます増えます。
個人が集い、マスメディアに頼らずとも世論を築ける時代は近いのかもしれません。
その分、マスゴミと称された力に苦しめられた人と同じ人達が生まれる可能性もあるわけです。
私達は一情報発信者として、ゴミと称されないよう、考慮していかなければいけないのでしょう。
<風評被害>
とはいえ、冷静に考えて
口蹄疫とかいうウィルス騒動があるという事は、どんな伝え方をしても風評被害から免る事はできないのかもしれないです。
でもやっぱり、事実無根の風評被害は御免なので主張しておきます。
事実は、
数年前に起きた食品偽装事件のような事が無い限り、日本の市場で出回る食品は安全という事。
宮崎牛は日本一になった、おいしいお肉。豚肉も超うまい!
もっというと・・・・・・北海道のアスパラガスは日本一うまい(笑
本場のジンギスカンは食べたことないけど、新鮮なものは超うまいらしい。
日本各地に、そんな特産品はあるはずで・・・・。
それが、無知によって消される・否定されるとしたら・・・時には人までも・・・・悲しい事です。
騒動の終息と、的確な認知、農家の方々の復興が一日でも早くなされて
うまいものはうまい!と言える世の中に戻って欲しいと願うばかりです。
県産品PRの方法も特定の人物に頼るのではなく、今後の課題ではないかと思っています。
<感 謝>
この一ヶ月間の流れで権力者・法律などに怒りを覚えたり、悲しいニュースとかいろんな感情に揺さぶられたのですが、(当事者でもないのに)
ここ数日のローカルニュースでは「全国からの支援が続々・・・」といったニュースが流れています。
支援というものにも個人的に憂慮する点があったのですが、
ネット上で口蹄疫問題の認知に努められた方々の結果でもあります。
酪農家の方が応援メッセのFAXを受け取り、涙する姿とか・・・・
被災時に、なんとか乗り切ろうと必死になっている人達を応援するのは至極当然の事だと再認識させられました。
この国で誇れないものが目に付くなか、今もっとも誇れるものは国民の良心なんだなと実感です。
応援してくれている皆様に県民の一人として感謝申し上げます。